■契約するときには?■
入居審査が済み書類・費用等がすべて準備出来たら、いよいよ契約となります。
契約は不動産会社で行われます。契約の際は契約書にしっかりと目を通し、疑問点があったら、その場できちんと質問しておきましょう。後にトラブルを招きやすいので入居中の注意事項や退出時の補修費についての項目は注意して目を通しましょう。
重要事項説明 契約書に署名・捺印を行う前に“重要事項”の説明が行われます。
禁止項目(ピアノ・ペットの飼育・同居・石油ストーブ等)や、違反したときの罰則等が説明されます。禁止項目の具体的な内容について、わからない点があったら事前に質問しておきましょう。
特約事項 部屋によっては重要事項の他に“禁煙”や“門限”、“女(男)限”といった特別な項目を定めた特約というものがあります。
※禁止項目や特約については、入居申込をする時点で不動産業者に確認しておきましょう。

■家賃の支払いは?■
契約書には、家賃に関する項目なども記載されています。
支払方法 支払方法には、主に3つの方法があります。一つは、大家さんの口座に振り込むというもので、振り込み手数料は主に入居者負担となるケース。もう一つは、入居者の口座から自動引き落としをするもの。そして、直接大家さんに手渡したり、大家さんが集金をするケース。どの支払方法かは、契約書に明記されています。
家賃発生日 契約書で定める契約開始日より、家賃が発生します。家賃発生日は契約を交わした日とは限りませんので、実際に自分が入居する日を考慮しながら、不動産屋さんと相談して、住み替えをする人は、現在のお部屋と家賃を二重に払わなくて済むようにしましょう。

■契約期間と契約の更新って?■
一般的に賃貸借契約は2年間。それ以上入居される場合は2年毎に更新契約を行います。金額は契約時に渡される「説明書」に明記してありますが通常は賃料の1ヶ月分です。
更新の時点で、家賃・管理費等が改定されることもあります。また、入居者の都合による契約の途中解約については、大家さんに事前に報告する必要があります。契約書には、いつまでに報告するかという期間も掲載されているので、よく目を通しましょう。

■修繕費ってなぁに?■
入居者の不注意で部屋を汚したり、破損してしまった場合、入居者が補修費用を負担する義務があります。また、退出時において部屋の原状回復のための補修費も、入居者が負担すると記載されていることが多く、一般的に敷金から引かれることになります。
さらに敷金以上に補修費がかかってしまった場合は不足分を請求されることもあるので、日頃からの掃除を心掛け、きれいに使いましょう。